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2.33標準偏差のことを特にVaRと呼んでいます。正規分布の累積確率密度99%にあたる標準偏差が2.33だから、中途半端な数字になります。標準偏差の詳しい説明はシステムトレードと統計学のカテゴリーの記事を参考にしてください。
つまり、2.33σ以内に収まる確率は99%ということになる。主にデリバティブのリスク管理に用いられています。例えば、株価100万の株価の1年間のボランタリティ(1σ)が10万である時、1年間その銘柄に投資し続けたとして23万3千円以上失う確率は1%未満ということです(10万×2.33σ)。株価100万円の銘柄1株を買った場合、最大23.3万円がその株式投資に対する1年間のリスクと計算します。もちろん、ボランタリティ(1σ)が2倍の20万としたなら、最大リスクは倍の46.6万になるということです。それだけ投資リスクが高まるということです。さらに、VaRは株価が正規分布に従うという仮定を元に求められていますが、実際は正規分布よりも極端な変動が起こりやすいということが指摘されています(ファットテール現象)。現実はVaR以上の損失になる可能性が高いので注意が必要です。
また、株式や為替など短期間で売買可能なものについては1年間のボランタリティではなく、もっと短い期間で求めてもよいことになっています。その場合は、1か月の場合は年率ボランタリティに√1/12をかけて1か月あたりのVaRとし、2か月なら√2/12になります。当然ですが等分するので、期間が短いとVaRは小さくなり、期間が長いとVaRは大きくなります。なぜ12で割るかというと1か月の場合、標本数が12分の1になるからです。詳しくは「誤差も正規分布する」で説明しています。
尚、リスク計算はVaRだけではないので注意が必要です。資金量から投資金額を決める方法などいろいろあるので、自分の実情、制約時間、資金量等考えて決めます。VaRの計算からも分かるようにリスクが低いとリワード(報酬)も少ないということにも気をつけましょう。

投稿者 システムトレーダー壱式 : 2008年03月30日 13:15
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