システムトレード用の開発ツールです。エクセルのVBAを駆使して最高のパフォーマンスを目指します。基本は無料
ナンピンとは自分の思惑がはずれた時に売買単価を有利にするための手法です。相対的に売買単価が下がるので、ポジションは有利に働きますが、その前提には自身の取った「買い」なり「空売り」なりのポジション正しいという多分根拠のない信念を前提の元に玉を増やすので、取ったポジションが間違った場合は損切りのタイミングを逃し確実に損失は広がります。
特にナンピンが魅力的有効だなと感じるのは、デイトレをしていて、取引材料もなく、市場が閑散としている時です。だいたいそうゆう時は、一攫千金の狙いで仕手系の銘柄に参加するプレーヤーが増えます。これら材料銘柄は短期売買の場合はその市場を支配しているドミナントプレーヤーが取引参加者翻弄させる玉の増し方を仕掛けてきます。その癖がある程度分かってくれば、相場の切り替えし地点を探るために、ナンピンは有効です。
2.損切りラインはプラス1万円の680円にする
3.玉を増して690円付近でナンピンをするため1000株空売りをする
4.2回目の天井
5.空売りポジションの手仕舞いのため反対売買の買戻し
図のようにナンピン取引がうまくいく場合は確かにあります。ナンピンすることにより、損益ラインが680円になったばかりではなく(670+690/2)、4番の2回目の天井も恐らく心理的に(ナンピンのためポジョンが680円になったため)耐えることができ、最終的には、動きの止まった5あたりの660円周辺でポジションの解消をして、4万(2000株)の売買益が出ることが予想されます。もしナンピンをしないなら、その日は損切り(ストップロス)ラインの2にかかり、1万の損失が確定します。特に仕手系の値動きは一種の根性くらべみたいな相場展開になるので、ナンピンは非常に有効に思えます。ナンピンすることにより、ポジションが有利になるだけではなく、心理的プレッシャーをも軽減してくれます。しかし、言い換えれば負けを先延ばしにするマイナスの戦法です。今回はうまくいきしたが、当初の思惑がはずれて、さらに上値を追う展開になったら、悲惨な結果になります。私もその魅力に負けてナンピン買いをして結果うまくいって大勝した時もありましたが、ほとんどは損切り時期が遅れてさらに損失が広がります。
システムトレードの最大のキモは損切りの早さです。思惑がはずれたら、さっさとポジションを解消し市場から撤退します。また次の売買チャンスが来た時に参加できるように損を最小にしておきます。そうした取引を繰り返していくうちに、今までの損を解消しさらに利益の上乗せまでできる日がくるのを信じて取引する戦法がシステムトレードのすべてです。よくいわれる「損小利大」を冷徹なまでに確実に実行しないと、システムトレードの意味はなくなります。先が読めないのを分かった前提で取引をするので、損は早く切ります。しかしながらナンピンは損切りを遅らせるだけなので、システムトレードには全く相反するものです。自身のシステムにナンピンの要素が入っているのは、システムトレードの基本が分かってないということになります。お金儲けをするのにどれが正解なんてわかりませんが、システムトレードをするならナンピンは間違いです。

投稿者 システムトレーダー壱式 : 2008年06月13日 04:17
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