サヤ取りの建て玉の仕方(2)::システムトレード完全攻略(エクセル活用術)

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サヤ取りの建て玉の仕方(2)

サヤ取りはサヤが広がるのか、縮むのかを当てる取引手法です。そのため建て玉の仕方が少し分かりにくくなっています。



分かりづらいですが、建て玉の仕方は、片張りと同じで2種類しかありません。建て玉の取り方はサヤが広がると思えば、高い方を「買い」、安い方を「売り」ます。逆にサヤが縮むと予測するなら、高い方を「売り」、安い方を「買い」ます。



サヤ取り by システムトレード




例えば、銘柄Aの株価が1000円、銘柄Bの株価は800円だとします。この時点でのサヤはAからBを引いて200円になります。これからさき、あなたはサヤが縮まると予測します。ですので高い銘柄Aを1000円で「売り」、安い銘柄Bを800円で「買い」、両建てにします。予想通りサヤが縮まればA、Bの株価がどういった方向に動こうがあなたの勝ちです。利益が出ます。では、株価の変化の様子とサヤの関係を観察して、さや取りの儲かる仕組みを考えます。


ケース1.その後銘柄Aの株価は850円に下落、銘柄Bは810円に上昇した場合。この場合、売りと買いの両方に利益が出るので理解しやすいと思います。




サヤ取りグラフ by システムトレード



銘柄Aは空売りしているので買い戻しをして150円の利益になり、銘柄Bは買いなので売って10円の利益になります。よってサヤ取りの利益は150円+10円の160円になります。




ケース2.その後銘柄Aは760円まで下げ、また銘柄Bも720円まで下げた。今回は銘柄A、銘柄Bともに値下がった場合です。銘柄Bは買っているので、損したように思えますが・・・




サヤ取りグラフ2 by システムトレード



銘柄Aは売りなので240円の利益になるが、銘柄Bは買っていたので損益80円になる。しかしトータルでは240円 - 80円で160円の利益になります。ケース1と全く同じになります。




ケース3.その後銘柄Aは1100円まで上昇、また銘柄Bも1060円まで上昇しました。ケース2の逆です。今度は銘柄A、銘柄Bともに値上がってしまいました。




saya_graph3.jpg

銘柄Aは売っていたので損益100円がでます。しかしながら銘柄Bは買いのため大幅利益の260円!!!しかしながらトータルで160円の利益に落ち着きます。結局利益は160円とケース1、2と同じになります。



両建てで「サヤが縮む」と予測して、株価が変化する様子を3つのケースに分けてみましたが、どのケースもサヤが縮まるのなら、必ず収益は最終的にプラスになるのが確認できたと思います。一見、4種類の組み合わせがありそうですが利益が出るのは、3種類しかありません。4番目のケース、銘柄Aの上昇して、銘柄Bの下落の場合は必ず損するからです。つまり予想がはずれてサヤが拡大したケースです。




ケース4.その後銘柄Aは予想に反して1010円まで上昇、銘柄Bも予想に反して790円に下落した。銘柄Aは売りエントリーなので上昇時点で損が確定。銘柄Bは買いエントリーなのでこちらも損が確定。


saya_graph4.jpg



銘柄Aは買い戻しの時に10円の損失。銘柄Bは売り戻しなので、これも10円の損失。合計で20円の損失になります。



以上の4つのケースを観察して分かることは、サヤ取りは株自体の値段が上がろうが下がろうがサヤ自体が思惑通りに動けば、必ず利益は出ます。逆にサヤが縮まると予測して、思惑がはずれ、開くと、どう株価が変化していようと損します。ここで意識してほしいことは銘柄Aが下がるからと予測して売ったのではなく、また銘柄Bが上がるからと予測してて買ってはいないということです。このことが意味するのは、

市場全体が仮に大幅安になろうが、大幅高になろうがサヤ取りには関係ないことを意味します。

ですので、一般的にサヤ取り(両張り)は方張りより安全な投資方法といわれています(大暴落などの予想外の値動きに影響されないので)。よりリスクが少ないということは投下資金も多めに投入できるということです。


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投稿者 システムトレーダー壱式 : 2008年06月15日 00:50



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